「おいしくごはんが食べたいから」初日、たくさんの皆さまにご来店いただきありがとうございました。
飯碗選び、楽しいですよね。ごはんは、人によっては1日三回、食べる方もいらっしゃると思いますし、1日一回は食べる、という方もいらしゃると思います。また、わたしのように、「ご飯苦手ー」という方もいらっしゃいますよね。あんな方も、こんな方も、飯碗が変わると、ごはんの味わいが変わります。日々ごはんの風景が変われば、美味しさも違ったものがありますよ。おいしくごはんを食べたいから、ごはんの器、探しにいらしてくださいね。
さて、今朝は、ありあわせのもので、朝ごはん。ご飯を炊いて、あまっていた豆腐を、しなびた水菜と一緒に味噌汁に。一個だけ残っていた卵を卵焼きに、ミイラ寸前の蕪は、塩もみして浅漬けに。ごちそうおお振り梅干しを添えて。
今回の展示会に並んでいる器たちを使って、ごはんをいただきました。特に、どうということのない、料理ともいえないものばかりですけれども、普段のごはんというのは、こんなものではないでしょうか。そうした「どうということのないもの」でも、それぞれを、お気に入りの器に盛るだけで、ほかでは味わうことのできない贅沢を味わえる、というものです。
今朝使った器
小峠貴美子 反り型飯碗 大 縞
径13cm 高さ6cm
4400円(税込)
おお振りな飯碗です。土物にほどこされた染付のやわらかな表情が素敵です。
川口武亮 淡緑刷毛目たわみ4寸半小鉢
径14.5cm×13cm 高さ5cm
2970円(税込)
渋く淡い緑色の刷毛目。和食はもちろんのこと、イタリアンなどの洋食を盛っても素敵です。
村木雄児 黒釉小皿
径12.5cm 高さ3cm
2640円(税込)
ツヤのある渋い焦げ茶がたまりません。なんて!カッコいいんだ!という小皿です。漬物とか、似合います。
増田勉 刷毛目小皿
径9.5cm 高さ2.5cm}
1870円
あっさりとした刷毛目の豆皿です。梅干し、とか、佃煮、とか、薬味、とか、ジャム、とか、バター、とか。ちょっとしたおかずに。無地の器が多いときには、少し、これくらいの模様のあるものを足すと、食卓に表情がでますよ。
普通で、奇をてらったところがなく、地味で、主張も強くないけれども、だからこそ、家でつくる、日常の料理が映える。美味しくしてくれる。そういう器がたくさん並んでいます。「おいしくごはんが食べたいから」。ぜひ、お運びくださいね。