こんばんは。百福です。
「川端まさみ(磁) 四海大(陶) 宮田春花(陶) 三人展」は先ほど終了しました。
自分以外の誰かと競うことなく、自身の中の宝を掘り出すような作業を焼き物という形でしているのだなぁ、という三人です。
それは「表現」という言葉で表されるようなことではなく、それが「陶芸」なのだなぁ、ということが三人からは伝わってくる。
そんなことができるなんて、なんとも幸せなことに違いないことですから、できてくる器には、それが映し出されているわけで、手にする人にもそれが伝わり、彼らが感じているものと、おなじようなものを味わっていただければなぁ、と思うのです。
まだまだお若い三人ですから、これからもっともっと上手く器が作れるようになることは決まっていることです。だから次の器のほうが、今の器より、ちょっと、いい。
来年のもの、再来年のもの、5年後、10年後のものは、もっといい。それは決まっていることなのだ。積み上げた何かがぎゅっと凝縮されて詰まっていくから。
でも。
まだ、ぎゅっと詰まっていない、目の粗い中に含まれる空気のよさは、今だけのもの。今だから味わえる面白さなのだ。
ちょっとこそこそこそばゆく、くふふふふ、と、楽しくなってしまう器。
そんな器が並んだ展示会でした。
面白かったー!
ご来店くださった皆さま、お手にしていただいた皆さまありがとうございました。
お持ち帰りいただいた器から、そんな今の3人の空気を一緒に楽しんでいただければ嬉しく思います。
三人の器は、ただいのオンラインショップの準備中です。
一点ものが多いので、撮影と編集作業に少しお時間をくださいませ。
UPを、どうぞ楽しみに!