こばんは。百福です。
「関口憲孝展」は先ほど終了しました。
たくさんの皆さまにご来店いただき、ありがとうございました。
今回の展示では、関口ファンの皆さまには、
前回とは違った渋色の器たちを楽しんでいただけたように感じています。
また、新たに関口ファンになってくださった皆さまには、カジュアルで気取らない、
ゆったりとした時間を過ごすことができるような食卓のお手伝いができていれば嬉しく思います。
型を使い、どこまでプロダクトのように個を消したものに迫れるか、ということに挑み続けている関口さん。
前回よりも、歪みの少ない、揃ったものに仕上がってきているなぁと感じました。
型を使うというと、轆轤より簡単なのではないか、と思われるかもしれませんが、
轆轤とは違った技術、気遣いが必要で、仕上がりに求められるものも、
轆轤仕事とは違ったものです。
関口さんの型を使った器は、使い始めは、際立った個性はないように思われるかもしれません。
でも、使い込んでいくと、じわじわと、いい感じに育っていきます。
「使い込むといいんですよ」
「使う前からいいと思ってもらえないとダメなんでしょうけれど」
とおっしゃっているところが、関口さんらしいなぁ、と思いました。
お手にしていただいた皆さま、ぜひ、じっくり使い込んでくださいね。
また関口さんの器は、しばらくは店頭で常設の器と一緒にご覧いただけるようにしておりますので、
期間中を逃してしまった皆さま、ぜひいらしてくださいませ。
遠方の皆さまには、ただいまオンラインショップの準備をしておりますので、
今しばらくお時間をいただければと思います。