
こんばんは。百福です。
「秋田菫展」は先ほど無事会期を終えることができました。
会期中は梅雨時期らしい蒸し暑い日が続きましたが、足をお運びいただいた皆さま、ありがとうございました。
秋田さんが描くやわらかな草花の絵付と、唐津の土がもつしっとりとした気配が、
梅雨時の空気と呼応し、落ち着いた時間をつくり出してくれました。
絵唐津の皿や碗だけでなく、白瓷や染付、三島、刷毛目も好評で、
秋田さんが魅せられている唐津という風土の奥行きを感じられる展示でした。
そして、秋田さんと同年代の方々が、秋田さんと同じように、
唐津の世界に興味を持たれている様子が、とても印象的でした。
日本の風土、伝統に根差したものを手元で味わうという、
新しいムーブメントが起こっているように思います。
人々の目が、自分たちの足元を形作っているものたちに注がれている、そんな気がいたしました。
そうした時代の中での秋田さんの今後の展開を楽しみにしつつ、
次回の展示を待ちたいと思います。






