おはようございます。
春の嵐。
皆さま飛ばされないようお気をつけて。
今朝は残り物野菜スープを田谷直子さんの5寸鉢に盛って。田谷さんの器は、素直な伸びやかさがあって、春の料理を盛るのにぴったりなのです。田谷さんの個展は今週末から。どうぞお楽しみに。
先日、庭に、何度も何度も現れては追い返したたぬきは、あれから姿をみせていません。
あのたぬき。疥癬を患っているらしく、皮膚が赤く腫れていてほとんど毛が抜けてしまっていて、とても痒そうだった。見ているこちらまで痒くなる。疥癬を患っているたぬきは、そのうち衰弱してなくなるのだそう。
なんとかしてやりたい、と思うのですが、野生動物ですからねぇ。無闇に手出しはできません。鳥獣保護管理法でも禁止されています。
そもそも、たぬきは夜行性で、昼間に出歩いている個体は、体が弱っているものらしい。体が辛いから、日なたぼっこのできる、敵のいないウチの庭で、休みたかったのだろうか。
きっと、巣に戻れば、そこにいる仲間達も、みな疥癬を患っているのが想像できるところが、また辛い。調べてみると、この多摩地域あたりでは、たぬきの疥癬が流行っているらしく、保健所に届ければ殺処分なのだとか。疥癬を媒介するヒゼンダニは、人には移らないといわれていますが、犬には移るんですよねぇ。
ウチの庭を、たぬきに開放してあげることはできないのだ。
うぅ。それにしても、思い出すたびに心が痛い。以前テレビで見た、知床のヒグマを叱る老漁師の話を思い出してしまった。
コラ!コラ!コッチニキテハイケナイ