今朝はしらす丼。定番の朝ごはんです。早い。うまい。安い? 安くないか。しらすって、なかなかの贅沢品ですよね。
丼物とか、お茶漬けとかを食べるときに、気分を盛り上げてくれるのって、やっぱり漆器だな、と思う。漆器の特徴といえば、手に持ったときの軽さ、肌触りのよさ、口当たりのよさ、それに加えて、なんといっても和食が映える。和食って、水分が多いですよね。だから漆器に盛るのに、ぴったりなの。
漆器は、漆の木から取れる樹液を塗料にしている器。漆って、水が大好きなのです。木から取れる天然成分だから。漆という文字は、って「氵」に「木」に「入(いりやね)」に「水(したみず)」って書きます。なんと文字の中に「水」が二種類入っているくらい、水が好きなのです。昔の人が、そんなふうに文字を表現するくらい、水が好き。漆は固まるときに、水分があるから固まるんです。乾燥させて固めるんじゃない。そんな水好きの漆ですから、塗りあがった漆器には、水分の多い和食が合うのです。
見た目にも潤いを感じるし、手にしたときのしっとりとした肌合いからも潤いを感じる。梅雨だというのに、乾いてカサカサの、中高年のみなさまの手に、実によく馴染みます。えぇ、つまり、わたくしにぴったりなのです。漆器LOVE♡
なんでもない、料理ともいえないような家庭料理をご馳走に変えてくれるところにある。懐の深い器が漆器です。蜂谷隆之さんから、かっこいい漆器届いています。今日中にオンラインショップにUPしますねー。上に使ったうつわじゃないんですけど、TVでご紹介した、あの器です。どうぞお楽しみに。