今週末5月19日から開催する「川口武亮展」を前に、
ゴールデンウィーク中、有田の陶器市に出店されていた、
川口武亮さんを訪ねました。
川口武亮さんは、1974年生まれの44歳。
番浦史郎氏、花岡隆氏に師事したのち独立。
有田に窯を持って、今年で13年になります。
磁器の産地にいながら、土ものにひかれ、
今は粉引を中心に作陶なさっています。
ものごしが穏やかで、優しい語り口調の川口さん。
なぜ土ものなのか、なぜ粉引なのか、
おだやかに、少し恥ずかしそうに語ってくださいました。
日常で使えるものをつくりたいと思っています。
普段遣いするのに気負ってしまう器よりも、
日々の暮らしの中で、お料理を持った時に、ほっとするような、
気負わずに使える器を目指して作っています。
粉引のように土味のある器が好きです。
最近は、以前作っていたカジュアルなものよりも、
もっと土や釉薬の面白さが引き出せるものを試したくて、
いろいろな釉薬に挑戦しています。
それでいて、普段使いで毎日、使ってもらえる器をつくりたい。
今回の個展用に、陶器市期間中も制作して、連日窯を焚いています。
様々な木の灰を使った釉薬のうつわを持っていきます。
どうぞ楽しみにしていてください。
2018年 有田陶器市にて。
川口武亮さんの器たち、
ぜひ見にいらしてくださいね。
ももふくでは初めての個展になります。
定番の粉引のほかに、最近では灰釉の味わいのある作品が増えてきました。
気取らない普段の食卓の普段の料理をしっかり受け止めてくれる器たちです。
ぜひ、おはこびください。
会期 2018年5月19日(土)~25日(金)
会期中無休
営業時間 12時~19時 最終日17時まで