百福 

作家の器の店 南青山

青梅の志村睦彦さんの工房を訪ねました

志村睦彦

5月の中旬に、志村睦彦さんの工房を訪ねました。

志村さんの工房は、東京の青梅市にあります。

青梅といっても山のほうではなくて、住宅街にある工房です。

志村さんは奥様の宮岡麻衣子さんとお二人で、「花月窯」という工房を構えてます。

 

志村睦彦

李朝に魅せられ陶芸を始めたという志村さんは、独立してから今年で14年になるそうです。

李朝の焼き物というのは、もともとは中国の明や清に献上されるようなものが多く、日本では茶人に好まれたために茶碗や酒器などが多く知られています。

なので、家庭の食卓で使われる食器としての「李朝」というものがあるわけではないのですが、志村さんは、その李朝の焼き物がもつ、温かみや美しさを「食器」という形として表現することに、楽しみを見出しているよう。

初めてお会いした10年ほど前は、象嵌の作品を多く作っていましたけれど、最近は青磁のものも増えてきて、見ごたえ、使いごたえのある器を沢山作っています。

 

志村睦彦

その作品が生まれる工房の中は、こんな感じ。

「散らかっているけど」と、おっしゃるところ無理矢理パシャり。

そんなに広い作業場を持つわけではなく、コンパクトな空間で効率よく仕事をなさっている様子が伺えます。

 

志村睦彦

釉薬にする泥を濾す、網目の大きさの違うフルイ。

志村睦彦

釉薬にする泥 ↑ と ↓ 釉薬にする灰を濾した灰のカス。

志村睦彦

一昨年、お子さんが生まれてから、少し仕事のペースが変わったとか。

昼間は、お子さんを保育園に送ったり、お子さんと散歩にでたりと、イクメンとして動く時間が多いので、夜中に仕事をすることが増えたり、また、効率を考えるようになったとか。

「お子さんができたことで、作品に影響がでたりするものですか?」

なんてきいてみましたら、

「動物が描かれているような可愛らしいものが増えたと「言われる」けれども、どうかな?」と言ってました。

 

志村睦彦

 

もともと李朝の焼き物には、鳥や魚が描かれているものも多いので、「特に増やしているつもりはない」そう。

 

志村睦彦

作っているときに意識することは「いい感じのものを作る」ということ、「自分の中でしっくりくるものを作る」ということ。

「それがなかなか難しい」といいます。

目指しているのは、そしてやはり李朝のもつ「ろくろの柔らかさ」だそうです。

 

「志村さんの作っているものって、何ですか?」

ときいてみました。

「食器」

「工芸というものはよくわからないから」

 

それを聞いて、「あ、なんかいいな」って思ってしまいました。

 

志村睦彦

ここ何年も個展中心に活躍なさっている志村さん。

常設ではお見せできる機会がない器たちが並びます。

ぜひ、志村さんの器に会いにいらしてください。

6月3日(土)~9日(金)  『志村睦彦展』

ももふくで開催します。

 


 

6月3日(土)~9日(金)  志村睦彦展

志村睦彦展

李朝に魅せられ陶芸を始めたという志村睦彦さん。
繊細で美しい作りの中に素朴さが見え隠れする魅力的な器が並びます。
是非おはこびください。
6月3日(土)~9日(金) 12時~19時 最終日17時まで 会期中無休
お問い合わせは
042-727-7607 火曜〜土曜 12時〜19時


 

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