百福 

工藝 器 南青山

ガラスの曇りの原因

沖澤康平

ようやく梅雨明けした関東です。これから暑くなってくるのでしょうね。

せっかくなので暑い夏を満喫しなければ=3

夏といえばガラスです。綺麗なグラスで、冷えたお酒、ぐっと飲みたいですよね。(←また酒かよ、というツッコミ不可)

でも、しばらくぶりにガラスを出すと、結構、曇っていたり、しますよね。

 

あれは、なぜか。

湿気や埃で曇ってしまう、というのももちろんありますけれども、あの曇り、実は、ガラスの中に入っている成分が表面に出てきてしまって、曇っているのです。

一般的なガラスはソーダ石灰ガラス(Na2O-CaO-SiO2)というものです。

このソーダガラスで形成されたものは、その性質上、経年変化によって、この中のアルカリ分であるナトリウムやカリが溶け出してしまいます。

それが曇りの原因です。

あの曇り、アルカリ分が原因なのですよー。経年変化。っていうか、劣化ですね。ガラスも、実は、少しずつ朽ちていっているのです。

といっても、ボロボロに朽ちるには人間の寿命よりも長い長い年月がかかりますから、普段使う分には、これが原因で割れたりすることはありませんので、安心してお使いください。

器って、化学反応を利用して作られてるのだ。すごいなぁっていつも思います。

 

で、曇ったガラスですが、洗えば綺麗になります。

が、洗わないで使うと、アルカリなので飲み物の味を変えてしまいますのよ。

しばらくぶりに使うガラスは、洗ってから使ってくださいね。

ガラスの器で夏のテーブルを楽しみましょう♪

 

■お知らせ
明日7月29日(金)は私用により15時までの営業とさせていただきます。よろしくお願いします。

 


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