3月2日(土)から開催する「新道工房展」を前に、瀬戸の新道工房、宮本茂利さん、智子さんご夫妻を訪ねました。
新道工房は、ご主人の宮本茂利さんが轆轤や型、デザイン、企画をして、智子さんが絵付けをなさっています。
この何年か、勢力的に色絵の作品に取り組んでいる新道工房さん。最近は、画像のような唐子のついた蓮華や小鉢などのバリエーションが加わり、食卓を楽しくしてくれる器たちが増えました。
この唐子たち、智子さんが一つずつ手で形を作っているのです。粘土を小さく小さく丸めて手足をつくり、素焼きをして表情を描いていく、ということをしています。
だから、唐子のついた器たちは、一客ずつ表情が違って全て一点もの。器の周りで唐子が楽しく遊んでいるかのようで、本当に可愛らしいのです。
宮本さんはいいます。
「食卓を囲む家族や親しい人に、料理をどうやって楽しんでもらうか、そういうことを考えながら、その日に使う器を選べるように、形や大きさ、絵柄を考えて作っています。」
「盛り付ける料理は選ばないけれども、その時に食卓に並ぶであろう他の器との相性やバランスを考えて、いろいろなタイプの器を作る。」
「食卓という空間に集う人を思い、季節、旬の食材、そして器を選ぶ。そういうふうに楽しめる器を作っています。」
ということで、そうして楽しむための器、「おとなのままごと」ができる器が、今回の個展には、たくさん並ぶ予定です。
ぜひ、楽しみにいらしてください。
今回は「おとなのままごと」というテーマで、
器を作ってください、とお願いしました。
子供のころに遊んだ、おままごとのワクワク感を、
日々の食卓で味わえたら楽しいな、と思ったのです。
そうしましたら、新道工房さん、
可愛らしく楽しい器を沢山作ってくださいました。
ぜひ、お運びください。
会期 2019年3月2日(土)〜8日(金)
会期中無休
営業時間 12時~19時 最終日17時まで