はじまりました。
「林拓児展」。
初日の昨日は、たくさんの皆さまにご来店いただき賑わいました。
林さんの器をはじめてご覧になるという方も、
ちらほら。
「やっと見ることができました!」
「手に入れることができて嬉しいです!」
と言っていただけて、こちらも嬉しくなりました。
林さんとのお付き合いは何年になるかなぁ。
多分8年とか、それぐらいだと思います。
初めて見た時の「なんてかっこいいんだろう!」
「美しいものを作る人だなぁ!」
という感動は、今もかわりません。
どうしたら、こういうものを作れるんだろう?
何がきっかけで、作るようになったんだろう?
って、思っていたので、
在店してくださっていた昨日、
いろいろお話を伺ってみました。
林さんは、ご実家が瀬戸で焼き物やさんだったとか。
もともとは、その家業を継いで、大きな窯で、
大量の器や、工業製品のパーツなどを作っていらしたそう。
そんな中で、自分の方向性を探ったのち、
大量生産の仕事をやめて、作家として独立したのだそうです。
子供の頃から、ものづくりが好きだったそうですが、
家業が焼き物やだったので、かえって、子供の頃には興味がなかったとか。
学生時代は、ガラスにはまって、作っていたそう。
それでも家業を継いで、焼き物をやっていく中で、
どうしたら、もっといいものが作れるか、と模索していくうちに、
焼き物の面白さ、形を作ることの面白さに夢中になったのだとか。
最近は、中国の古陶磁や、瀬戸の古い焼き物にある、
美しさのエッセンスを自分の作る器に表していきたいと、
形や釉薬をいろいろ試しているとか。
今回の個展では、定番の器のほかに、
そんな器も並んでいます。
初日を終えて、完売したもの、数が少なくなっているものもありますが、
まだまだ魅力のある器がたくさんあります。
林さんの作り器に会いに、
ぜひ、ももふくまでお運びください。
古き良きものにならい、その美しさを、
普段使いの器として形にしている林さん。
料理を盛る楽しみ、並べる楽しみのある器たち。
ぜひ手にしにいらしてください。
10月20日(土)〜26日(金) 「林拓児展」
12時〜19時 (最終日17時まで)
会期中無休