うつわ ももふく 

作家もの和食器の店 東京町田 

漆器のつくりと値段のはなし 

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

遅いご挨拶になってしまいました。

今日は七草粥で、関東では、お正月飾りも今日までというところが多いですよね。

お飾りはずしましたか?

 

さて、今年の一記事目、漆器の話をしたいと思います。

新年ですから、新しく飯碗や新しい汁椀で始めたいという方も多いのかな。

なので、漆の汁椀を選ぶ際の、ご参考になれば嬉しく思います。

 

漆器は、比較的手頃なものから、お値段の張るものまでいろいろです。

なので、選ぶ際には、お値段の違いがどこからくるのか、まず、知ってくださいね。

 

日本には漆器の産地がいくつかあって、その産地ごとに、漆の塗り方、仕上げ方が違っています。
ぱっと見た感じ、表面的にはわかりにくいものですけれども、漆器は、その塗り方によって値段が違います。

 

例えば、輪島塗りのように下地から手間をかけ、 何度も塗り重ねているものだとお値段が張り、 浄法寺塗りのように塗りの回数が少ないものは比較的手頃です。

 

それとは別に、お安いものは、漆を刷毛で塗り重ねたものではなく、漆を吹き付け塗装でしているものが多いです。 また、ベースの木地が木の粉を固めたものになっていたりします。

 

塗りは、最後の仕上げだけ日本で塗り、 それ以外の作業を中国でしているものもあります。

 

丈夫さでいうと下地から調整をしながら刷毛で塗ったもののほうが長持ちですし、使い込むと味わいがでてきます。

 

今は、国産の漆を使っているものは、ごくわずかで、ほとんどは中国産の漆を使っています。下地は中国産、仕上げが国産というものもあります。それは作家ものであっても、同じです。

 

選ぶ際には、お値段の差は手間の差、だとお考えください。

手間のかかっているものほど、丈夫で長持ちです。

 

お値段は張りますが、長く使えるものですので、 どうぞお気に入りのものを探してみてください。

美しい漆器でいただく味噌汁の味は格別です^^

 

画像 蜂谷隆之 ちりかけ椀 朱 径12cm 高さ7cm 12960円