愛知県の久野靖史さんから人気の輪花皿入荷しています。

愛知県みよし市で作陶している久野靖史さんさんから人気の輪花皿が入荷しています。オンラインショップでご紹介していますので、ぜひご覧ください。また、下のほうでも詳細を掲載しています。

今回は久野さんの経歴をご紹介したいと思います。

久野さんとのお付き合いは結構長いのではないかと思います。あまり個展などはなさらないで、注文仕事を中心になさっている作家です。ももふくのお取り扱い作家の方の中では、めずらしいタイプ。

そんな久野さんは経歴も、なかなか珍しいのです。陶芸家になる前は、なんと、東京でテレビドラマの制作をしていたのだそうです。ものづくりが好きで、学校を卒業したときには、まず映像の世界に飛び込んだそう。

2年ほど携わったのち、地元、愛知にUターン。そこで、何か物づくりの仕事はないか、と探していたところ、職安で(！)、窯元を紹介されたとか。さすが、陶芸の産地。瀬戸や常滑を抱える愛知県です。職安に行くと窯元紹介してもらえるのですね。東京では考えにくいですけれども、地域柄ですね。

そこで、陶芸を仕事にするのであれば、と、製陶所に入る前に瀬戸の窯業訓練校で一年学んだそう。そして卒業後は3年ほど、瀬戸の茶陶専門の窯元で修行。その後、石川の九谷青窯で10年活動。そののち、再び地元愛知に戻って独立したそうです。

石川の九谷青窯にいた頃には、絵付けの器も作っていたそうですが、現在は、主に鋳込みという型物をベースに、シンプルでフォルムの美しい器を作っています。

陶芸を始める以前のベースが映像の世界にある、というところが、久野さんの器に反映されている。料理を盛った際の、器が作り出す景色の美しさは、久野さんの器ならではだな、と思います。

久野さんの白は、少し柔らかさのある白磁で、完全磁器というより半磁器に近いものです。繊細で美しい表情が楽しめる白です。

久野さんの輪花皿は大は径28cmの9寸サイズ、中は径25cmの8寸サイズ、小は径22cmの7寸サイズ、特小は19.5cmの6寸サイズです。

今回は白は大、中、小で、黒は大、小、特小が入荷しています。今回から価格が改定されています。