最近、そういう声を、あちこちで頂きます。
何となく「作家もの」に興味があるんだけれども、何から買ったらいいのかわからない。
今は無印やイッタラ、白山陶器、などのブロダクトの素敵な器も沢山ある。
手作りの味わいを求めれば民芸などの手頃な器も沢山ある。
今までは、そういうものの中から食器を選んできた。
今の生活になじんでいるし、不満はない。
でも、どこか物足りない。
作家ものを使ってみたいんだけれども、何から選んだらいいんだろう。
という声です。
そこで、私がオススメするのは、めし碗、ごはん茶碗です。
お米は全く食べない、という方でない限りは、主食である「ごはん」を食べない方はいないと思います。
めし碗は、ほとんどの方が「My めし碗」、自分だけのめし碗、というものを使っていると思います。
他の器、例えばメインの皿や小鉢は「揃い」で持っていても、「めし碗」だけは、それぞれのものを持っている。
食卓に並ぶ器の中でも、もともと揃いで持つものではないので、食卓にならぶ器が和食器であっても洋食器であっても、コーディネートの外側にある。
という点で、今ある食器の中に違うテイストのものを足しても違和感がでにくい、のです。
そして、めし碗は手に持って使う器ですから、自分の手に合う、自分好みのものを選べます。
選ぶ楽しみがある器。
めし碗は、手に持ったときの重さや、手触り、表情などに、他の器とは違った作り、遊び心のある器を作る作家も多いです。
作家ものを使ってみたい、手にしてみたい、けれども、何から選んだらいいのかな?
と思ったら、
まずは「めし碗」から。
お気に入りの器に出会ってくださいね。