結局のところ、生きていく上で大切なのは、姿形ではなく、そこに向かう姿勢なのだと思うのです。
そこにある精神。
代わり映えのしないように見える日々の、ささやかで地味でつまらないと思えるような小さなこと。
それの積み重ねが今を作っているわけですから、そこに向かう気持ちが、挫けそうになっても、投出たくなっても、バカみたいに真面目に向き合って行くしかないのだ、と思うのです。
そう、いいきかせて、やっていくしかないのです。
器を眺めていて、すごいなぁ、と感じるのは、作家たちは、地味で、面倒で、手間ばかりかかり、同じことの繰り返しのような作業を、ただただひたすら土と向き合い、何かを信じて、求めて、これを作っているのだ、ということ。
今思ったことが、次の瞬間に目の前に現れる、というような魔法のようなできごとは起こりようがなく、作り上げるために必要な時間をかけて、投げ出すことなく、一つずつ作業を、手間を、積み上げる。
自分の手で形をつくり、最後は火に「ゆだねる」。
すごくいいものができることもあれば、全くの失敗になることもある。
作ったものを、最後は、自分ではコントロールできないものに「ゆだねる」のだ。
そうしてできたものを、受け入れる。
そうしてできたのが器なんだなぁ。
それをしているのが作家なのだ。
なんというか、そこが、すごい。
そういう風に向き合わなければ、結局は、何ごとも、前にすすんでいかない。
そうして作られた器を眺めながら、この作り手たちのようにありたい、と思う。
真摯に作られたものから受け取れるものは、とても大きい、そう信じている。
だから作家の器を扱うのです。
ももふくでは今週の12/5(金)・12/6(土)・12/7(日)の3日間、実店舗にて10周年記念セールを開催します。
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あの器もこの器も10%offです。
欲しかった器、年末年始に活躍する器、ぜひ手にしてください!
(なお、申し訳ございませんがセール期間中、カード決済はご利用いただけません。また、新入荷商品および取置き品につきましてはセール対象外とさせていただきます)
皆さまのご来店をお待ちしております!