ツヤのある粉引にほんのりオレンジの御本。
この皿には、それがとても似合っている。
高木さんの手で作られるフォルムには、これを野暮ったいものにしない、絶妙なラインがある。
野暮ったくなるか、ならないか、というのは、ほんのわずかな差なのだけれども、そこをしっかり押さえているというのが、作り手のセンスなのだ。
本人は無意識にしていることなのだろうけれども。
作家ものが面白いのは、そこなのだ。
径12cm 高さ2.5cm 1944円
藤吉憲典展
2014年10月25日(土)〜31日(金)
「100年後、1000年後と残るものをつくりたい」
と藤吉憲典さん。
その言葉に表されるような、いつの時代にも古びない
凛とした美しさのある器が並びます。