W22cm×18cm H1cm 6480円
伊藤聡信さんより定番の額皿、入荷しました。
カッチリと固い器。
ところどころ鉄粉や小石でひっかいたような石はぜ、ピンホールがあり、白磁ですがなかなかにワイルド。
型で作っている器ですが、型から外す際のゆがみが結構大きく、画像でもお解りいただけるように、若干斜めに歪んでいて、器ごとにその歪みや大きさが違います。
でも、そこが、いいのですよ。奥さんっ!
作家は、きっちり揃った器を作ることを目指してはいない。
かといって、わざと歪めているわけでもありません。
この白をどう形にするか、この白は、どうあるものなのか、を追求しているのです。無心に。
そのとき、実は、お料理が盛られることを考えているわけではないかもしれません。
この器が、料理の器として、こうあるべき、とは、多分考えていません。
あ、でも伊藤聡信さんは、お料理がお好きで上手な方なので、無意識に、それは表れているかもしれませんが。
作家の器は、どちらかというと、そういうものです。
でも。
お料理を盛ると、いいのですよ。
器を作る人と料理を作る人が調和する、のかもしれません。
そう思う。