小澄正雄さんのガラス。
ありそうで、出会ったことのなかったガラス。
原材料に、灰を精錬し産出した酸化カリウムを用いて作られる「カリガラス」という硬度の高いガラスが使われています。
固まるの早いので作業性が悪いのですが、小澄正雄さんはあえて、カリガラスを使っています。(普通のクリアな工芸ガラスは、固まるまでに少し時間がかかる。)
「そこが自分に合っている。作るスピードをあげられるから。」
「いろいろ考えて作るのではなく、そのときの勢いで仕上げたい」
のだそうですが、仕事は繊細。
吹きガラスですが、カリガラスを使っているからこそ出せる薄手な作り、その硬度があるからこそ作れる、この形です。
今日、在店してくださった田谷さんが、小澄正雄さんのガラスを見て、「すごい。すごい。」ってうなってました。
すごい、ガラスです^^