うつわ ももふく 

作家もの和食器の店 東京町田 

3月25日からの「新道工房展」に向けて

3月25日(土)よりはじまる「新道工房展」に先かげて、2月の中旬に、瀬戸の新道工房にお邪魔して、お話しを伺ってきました。

 

新道工房は、ご主人の宮本茂利さんが轆轤や型、デザイン、企画をして、智子さんが絵付けをなさっています。

お二人は九谷・瀬戸で修行をし、中国の古陶磁に魅せられ、その歴史の先に繋がるものを作る、ということを目指している作り手です。

 

新道工房さんとのお付き合いは長くて、かれこれ10年以上。

まだ、右も左もわからないももふくに、古典陶磁のあれこれを教えていただいたり、器について、あーだこーだと言いながら、今まで、たくさんの器を作っていただいてきました。

今回の個展は、ももふくでは2回目。久しぶりの個展となります。

いままで、ご紹介してきた染付や灰釉の器に加えて、最近力をいれはじめた色絵の器が、いろいろ並ぶ予定です。

 

「こんな感じは、どうだろう?」

宮本さんが色絵を始めたのは、数年前だったと思います。

それまでは、灰釉や染付、鉄絵の器が中心でした。

 

「色絵をやってみたい」

そうして、少しずつ色絵に挑戦しはじめました。

 

和食器の色絵の色の出し方って、実は難しいのです。絵付けをしているときの色と、焼き上がりの色が違う。

絵付けをしているとき、仕上がりの色は想像でしかないのです。

なので、その調整がうまくできるようになるのに、何度も失敗をくりかえしながら、形にしていきます。

色絵は始めてから、作品として手にできるようになるのに、ちょっと時間がかかる。

それが今回、ようやく形になって、いろいろな器で見せていただけるようです。

 

絵付けをする智子さん。

「絵を描くのは好きで楽しい。描いているときは無心です。」「いつでも新しいものを作りたいと思ってやっています。」

新道工房は古典をベースにはしていますけれども、その先に続くものを作りたいと、お二人はいいます。

 

轆轤のものも多くありますが、型ものも、たくさんあります。

画像は、その型もののベースになっている石膏型。

型ものは、「型にはめるだけだから簡単」と素人目には思えるのですが、実は、結構コツがあり、型に粘土をはめただけで作品ができるわけではありません。

 

型をとったものは、ひとつひとつ、型では形が作れない部分を、こうして削りだして、整えていきます。

仕上がった器たちは、型から作ったものでも、一客ずつ、厚みや歪み、表情、全てが違ったものになります。

そこが新道工房さんの器の魅力。

 

そうして、仕上がった器たちは、いつもの食卓に並んだ時に、様々な表情を見せてくれます。

古典ベースですから、ともすると、ありがちなものに思われるかもしれませんけれども、並べてみると、実は新しい。

なんだか新鮮。

それが新道工房の器です。

 

「先人たちが作った美しいものに慣い、その先に続くものにしていきたい」

 

新道工房展

3月25日(土)から始まります。

ぜひ、お手にしにいらしてください。

染付、色絵、灰釉。

古くて新しい器に出会ってくださいね。

 


 

新道工房展

「新道工房展」
3月25日(土)〜29日(金)

色絵に挑戦するようになって数年。
最近それが少しずつ形になりだした
という新道工房の宮本夫妻。

春の食卓を華やかにしてくれる色絵や染付の器が並びます。
皆さま是非おはこびください。

場所 ももふく
会期 3月25日(土)~31日(金)
12時~19時 最終日17時まで
会期中無休

お問い合わせ
042-727-7607 火曜〜土曜 12時〜19時
momofuku@momofuku.jp