「土井(善男)さんは、お料理の土井(善晴)先生とは関係あるんですか?」
って、よーく聞かれます。
実はワタクシも、土井さんに聞いたことあります。
だって料理つながりだし。優しい雰囲気とか似てるし、関西だし、関係あるかなー、って思いまして。
結果
「ぜんっぜん関係ない」そうです。
さて、そんな土井さんから、ちょっと早めに今回の二人展の作品が届きました。
「このラインを生かしたものを」「今までとは違った形で出してほしい」
一年前からお願いしていたものたち。
届きました。
ひゃー 綺麗かー✨ 美しかー✨
今回、磁器だけれども「数が揃うような形作りではなくて、手のおもむくままに轆轤を引いて、どのラインがいいのか、美しいのか、カッコいいのか」「こういう白磁があってもいいんじゃあないか」というところを「やりたかった。やってみた。」と土井さんは言いました。
「売れへんかもしれんし」とも言ってましたけど。
「そやけど、今やりたいことを、やってみた」と土井さんは言いました。
「結果がどうであれ、やってみた」。
こういうの。展示会の醍醐味。展示会ならではのこと。
作家にとって、個展とか展示会、というのは、そういうものです。
挑戦しているのです。今の課題に。今の自分に。
ももふくでは、個展の際には、そういうものを作家に求めます。そういうことを求めています。
だから「売れる」ものじゃぁないかも、なんですけれども。(それは仕方がなかこつ。と思っている。)
でも、だから、個展でしか手にはいらないものがある。個展でしか見られないものがある。のです。
器を通して、そういうところも見て感じていただけると、とっても嬉しいです。
作家ってそういうものなんです。
そういうふうにモノを作っているのです。
そういう器を作っています。
今週末。10月3日(土)〜です。
見に来てちょ。
新道工房・土井善男展 10月3日(土)〜9日(金)
古き良きものに倣い和食・懐石に使える器を
と作陶に励む新道工房の宮本茂利さん。
白磁のもつ白の奥行きと、白だから表現できる美しさを
追求しつづける土井善男さん。
お二人の食の器への思い入れが、
食卓に美しさという豊かさを運んでくれます。
12時〜19時 ※最終日17時まで 会期中無休