長いお休みをいただきありがとうございました。
この連休を利用して、益子と有田の陶器市に出かけました。
ゴールデンウィーク初日、早起きして益子へ。
最近の益子の陶器市初日は、午前8時頃についても駐車場が満杯で、まず入れません。
渋滞もすごい。
というわけで、少し出遅れてしまいました。
お天気のよい日で、午前中早くから、どこもかしこも賑わっていて、
お祭りならではの活気のある雰囲気が心地よくて。
お付き合いのある作り手に、注文がてら近況を伺ったり、
新しくお付き合いさせていただく方とお話したり、
美味しいものを頂いたりしながら、
午後には帰宅の途につきました。
益子には15年以上通っています。
出店している作り手たちの入れ替わっていく様子をながめながら、
時代の流れのようなものを、いつも感じます。
陶器市は、クラフトフェアのように選別された人が出店しているものとは違い、
出店したい人がでているので、雑多なのですけれども、
そこに見える人間模様が、なかなか面白くて、
通いつづけています。
器も楽しいのですけれども、人が、何よりも面白い、と感じます。
益子を訪れた二日後、有田の陶器市へ。
益子は、もともと民藝からはじまった土ものの産地ですけれども、
有田は、その逆。
お殿様に献上する磁器の産地として発展してきた町です。
街並みや、老舗の窯元も、有田ならではの雰囲気が、いい感じなのです。
今回、こちらでは川口武亮さんと、渡邊心平さんのブースにお邪魔しました。
川口武亮さんは5月19日から個展をしていただくので、そのお話を伺いに。
渡邊心平さんは、来年個展をしていただくので、今後の抱負などを伺ったりしました。
最近、渋い器たちが人気上昇中の川口さん。
出店しているブースの作りも、かっこいい。
川口武亮さんから伺ったお話は、また後日あらためて記事を書きますね。
渡邊心平さん。
ももふくでも、じわじわ人気の染付の作家です。
渡邊さんが轆轤をひいて、奥様が絵付けをなさっています。
まだお若いのですよ。
古伊万里が本当にお好きな方。
古い磁器にみられる柔らかな雰囲気を、写してつくる器たち。
最近、一部の器を登り窯で焼くようになって、
また新たな挑戦をしているそう。
登り窯で焼いたという器も、いろいろ見せていただきましたけれども、
薪窯だからこその味わいのある色合いがでていて、
とてもいい感じに焼けていました。
来年の個展が楽しみです。
この陶器市、川口武亮さんは今回で引退。
来年からは川口武亮さんが出店していたブースに渡邊さんが出店なさるそう。
陶器市には、そうやって、中堅から若手へと引き継がれていく「場所」というのがあって。
そこにある物語も面白かったりするのですよ。
陶器市は、陶器の産地で、春と秋に開催されているところが多いです。
皆さまも是非、お近くの陶器の産地のお祭りにお出かけになってみてください。
とっても楽しいですよ。
いい器に出会えますように。