昨年の年末に増田勉さんの工房で轆轤をひかせてもらったときの器ができてきた。
私が轆轤をひいたものを、高台を増田さんが削って化粧して釉薬をかけて焼いてくださったのです。
はじめて轆轤をひいたとは思えないような素晴らしい出来映えに写っているのは、ひとえに増田さんのおかげ。
実際には、手に持つと、オドロキの重さだったり、歪みだったりがあって、ひゃぁぁぁーーーーーーなのです。
と、まぁ、器の出来映えは、増田さんが仕上げてくださった部分以外は、本当はお見せできるようなものではないのですけれども、勇気を振り絞って載せてみた。
増田さんは、この器たちを通して、いろいろなことを伝えて下さいました。
それは言葉ではないのですけれども、造形について、また釉薬や焼き方によってできる違いなど、一客ごとに、わざわざ仕上げを変えて、あえて手間をかけてまで教えてくださったのです。
感動。じーん。涙
やっぱり陶芸って難しい。
そして陶芸家って素晴らしい!
学ぶこと、学ばなければならないことが沢山あります。
器は、器という形をしていれば、お料理を盛ることができますし、難しく考えずに楽しめば、それでいい、とは思います。
でも、その器が、その姿形をしている理由というのがあり、それを知ることで、器を使うときに、もっと深い部分で何かを感じることができると、いつもの食卓が、もっと彩りのあるものに見えるかもしれない、と思う。
そういうものを伝えることのできる器屋になりたい。そうあらねば。にんにん。
一番気に入った器にニンジンのサラダを盛った。
美味しそう。いいかも♡(←自画自賛)
白ワインくださーい!