うつわ ももふく 

作家もの和食器の店 東京町田 

器の扱い方 そっと音がしないように置く

田谷直子 灰釉8寸鉢

田谷直子作 灰釉8寸鉢 径23.5cm 高さ8cm 8640円

釉薬が流れたり、下地が見えたり、御本がでたり、見所たっぷりの、実に素敵な大降りの深鉢です。サラダやたっぷりの煮物にどうぞ。

 

久々に器の取り扱いの話をしてみようかと思います。

取り扱いといっても今回は、手に持つ、テーブルに置く、収納する、という所作で気をつける「べき」ことです。

器を置く際には「器の底をひきずってはいけません」。

ひきずると、テーブルならテーブル、トレーならトレー、収納棚なら棚に、キズがつきます。

器の裏側、テーブルに接する部分というのは、たいがいどんな器であっても、ザラツキのあるものです。

土ものは目の粗い小石混ざりの土を使っていることも多いですし、磁器でさえ、そうです。固くザラザラしているものです。(ガラスや漆器はそうで無いものもありますが。)

少し粗めの紙ヤスリ程度に、ザラザラしちゃっているものです。

器とはそういうもので、引きずったら当然摩擦がおきますから、そこにはキズがつくのです。

よく、食べている最中に箸で器を寄せるのはマナー違反、とされているのは、このためです。

器を引きずっては駄目なのです。(世界共通なのではないでしょうか。)

器は丁寧に扱うべきものです。

器を置くときは「そっと音がしないように置く」が基本です。

少し意識して扱いましょう。

そうすれば、その所作すらも、美しく見えるってぇもんです。

ももふくロッテンマイヤー田辺