百福 

作家の器の店 南青山

粉引とは 構造 1 

川口武亮 粉引ポット

粉引のポット。
お茶を煎れる道具。

少し大振りで、ほうじ茶や紅茶に合う形です。

さて、粉引。
「こひき」とか「こびき」といわれる器。やわらかな雰囲気が人気の粉引。

せっかくなので、この粉引の作りを知ってくださいね。

知っておくと、粉引の扱い方が面倒な理由、染みが付きやすい理由、欠けやすい理由、がわかります。

粉引は、ベースとなる土台である素地(もちろん土)に白化粧(これも土)をほどこし、その上から釉薬(これも土の一種のようなもの)を掛け、窯に入れて焼いてできたもの。

粉引の構造↓

Aというベースの土に、
Bという違う成分の土でカバーをし、
Cという、これまた違う成分の土でラップ

粉引 断面これが粉引の成り立ちです。

この「3層構造」というところが、この器が染みになりやすかったり、貫入が入りやすかったりするわけですが、その理由は、また次回。

ちなみに、他の技法で作られたものは「2層構造」がほとんど。
焼締は「1層」素地のみです。


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